雪がふっている

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自分の心の中の「心象=イメージ」がだんだんと立ち現れてくる。そんな絵本。
そう、眺めるほどにその風景が詳細に見えてくる不思議。

絵本を開いて、同じ言葉や絵を目の前にしていても、
それぞれの心/身体の中に映る「心象=イメージ」は同じとは限らない。
いやむしろ、全く同じってことはありえないはず。でも、共感できるから不思議。

心の中にあるイメージは、「コトバ=(音/振動)」にしないと、
自分以外の誰かには伝わらない。
一方で、「雪=白」と云ってしてしまうコトバの限界もある。
雪ってたくさんの色をもっている。
そう、コトバでは拾いきれない現実があちらこちらにウヨウヨしている。

たしかに、ある「コトバ」だけを切り取って、その現実だけを強烈に可視化すると、
現実を実際とは大きく違う現実に改編/操作することができる。
だけど、丁寧にそのコトバのまわりを眺めると色々な言語化されていない現実がウヨウヨ浮き出してくる。

言葉が心象に具体的に形を与え導いていく。
それは、ヒトが世界を言葉で認識し、共有しているから。(決して、それだけではないと思うけど)
その、「心象」を形作るコトバは、よくよく選んでから飲み込みたい。
垂れ流しのコトバに自分の心を空け渡してなるものか。

雪の世界がやってくる。寒いと身体が縮こまるけど、あの美しさはたまらない。
寒いけど、やっぱり、ピリッと雪に包まれた雪色の世界が待ち遠しい。

『雪がふっている』 レミー・シャーリップ さく 青木恵都やく 発行:タムラ堂 2013年11月01日 
20161022/hige24


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