魔術師のおい

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ナルニア物語を読んだことのある人は、ルーシーがナルニアに入り込んだ時の「街灯」の場面を覚えているのではないだろうか?

『魔術師のおい』は、『ライオンと魔女』(映画化されたし、シリーズのなかではもっとも知られている作品)の「ナルニア国」創世の物語。つまり、ナルニアシリーズの一冊目。街灯がそこにあるわけ、女王がどうやってナルニアに入り込んだのか、アスランがどうやってこの世界を創ったのか、衣装ダンスが入り口になったわけまで、わかってしまう。

『指輪物語』のJ.R.R.トールキンとも交友があったそうで、シリーズ全体の構成など、どことなく底流に近いものがある気がする。立ち止まって考えながらも、次に読み進んでしまう面白さがある。
C.S.ルイスは児童文学の他にもSFや神学的な作品も多数ある。SFシリーズも面白かった。違う惑星でのはなし。児童文学とは言えないかとおもうが、『天国と地獄の離婚』も面白い。

子どもにわかるように、そして丁寧に、生きること、死ぬこと、そして、その先にあるもの。その上で、いまをどう生きるか、と、大切な問いが幾つも投げかけられている。

『魔術師のおい』C.S.ルイス作 瀬田貞二訳 岩波少年文庫2106 1986年3月12日初版
201661119/hige28


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