クリスマスまであと九日

img_2713

子どもだったころの気持ちや心の動きの入っている記憶の箱は、たまに思い出して取り出さないと、錆びついてどんどん取り出しにくくなってしまう。子どもの心もったままの大人でいたいものだが、せめて、子どもの心をすっかり忘れて昔から大人だったように振る舞う大人にはならないように気をつけている。

絵本は、子どもの気持ちを思い出すのには素晴らしい道具。たまに、子どものためにあるのか、大人のためにあるのか、迷ってしまうほどだ。大人と子どもをつなげるそういう媒体だと思う。

舞台はメキシコで、クリスマスのポサダ(メキシコのクリスマス行事)までのセシという小さな女の子のお話。
本当のエピソードをつなげ合わせたようなリアリティがあって、セシの子どもらしい心の動きがなんとも心地がよくたのしい。
セシは、自分自身の経験や物語と結びあわせて、彼女なりに、その現実を受け止め理解し、そして自分の星を見つける。
こういう物語が私にも必要。みずみずしい子どもの感性に惚れ惚れしてしまう瞬間がよくある。
この世界に子どもは必要不可欠だ。

『セシのポサダの日 クリスマスまであと九日』エッツ&ラバスティダ 作 たなべいすず訳 冨山房 1974年12月5日発行
20161217/hige30


Fatal error: Call to undefined function wp_related_posts() in /home/users/2/boo.jp-higebunko/web/brothersun/info/wp-content/themes/brother/single.php on line 157