きりのカーニバル

私たちの身の回りには、ストーリーが溢れている。何もせずとも野の草花や花鳥風月、人の心の中にも、世界にはいろんな目線の物語がある。そして、それに輪をかけるように、インターネット上にも物語が満ちている。

インターネット上の記事を眺めると、発信する媒体によって型があり、取り上げられる物語もそれぞれに一定の型がある。ただ、その型に載っかっているのが、同じリソースやアイディアを元にした情報が、少しずつ語られる型によって形を変えて、繰り返し繰り返しループしている。そのループは捻れながら下降線をたどり、どうしようもない噂話になって、さらに尾ひれをつけて、泳ぎ続けるものも多い。

絵本は、その捻れの方向が少し違う方向へ向かう。そして、この絵本はまたそれとはちょっと違う方向な気がおり、妙に気になり、息子と繰り返し読んでいる。

『きりのカーニバル』は、微睡(マドロミ)の中で、ふと歌に誘われて、迷いこむ霧の物語。
おつきさまと日の出前に立ち上る霧の世界で起こる歓喜のカーニバルに迷い込む二人の物語。

♪(音符)の記号がついているセリフがあり、軽くメロディをつけて読もうとするのだが、
なかなかしっくりくるメロディにたどり着かずにいる。みなさん、どうやって読んでいるのだろうか。

『きりのカーニバル』たむらしげるさく 福音館書店 1995年12月1日発行
20170131/hige32


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