かしこいビル

かつて、人形と子ども関係はもっと親密だったのかもしれない。1926年のイギリスでこの本が出版されているから、90年前の絵本になる。いまと同じ感覚で眺めても、当時の子どもの感じていたことがわからないのだろうなぁと想いを馳せる。そのときの子どもたちにとって、この絵本にでてくる兵隊さんや汽車、トランクや小旅行ってどんな憧れがあったのだろうか。

それにして、トランクに詰めたメリーの身の回りにあった仲間たちが素敵だなぁと見入ってしまう。
娘メリーのために描かれたこの絵本。暖かな親密さが溢れているのがいいところだなぁ。

『かしこいビル』ウィリアム・ニコルソンさく まつおかきょうこ よしだしんいちやく ペンギン社 2003年4月
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